デジタルハリウッド&ビースタイルが来春卒業予定のWebデザイナー「主婦ママクラス」受講生に「働き方を考える 主婦ママ卒展説明会」を共同開催【2017年12月8日】
先輩ママクリエイター&主婦ママクラスの受講生
そして運営スタッフと語り合う座談会
さながら同窓会や女子会のような雰囲気の中
お仕事&子育てのトークがはずみ
笑顔ほころぶ懇親会も開催される
2017年12月8日(金曜日)、Webデザイナーなどの専門スクールを運営するデジタルハリウッド株式会社と人材派遣事業や人材紹介事業などを行う株式会社ビースタイルは、デジタルハリウッドの「主婦ママクラス」を来年春に卒業予定の受講生に向けて、「働き方を考える 主婦ママ卒展説明会」を共同で開催した。
同企画は、来年2月に開催される「主婦ママ卒展(=企業マッチング会)の事前説明会も兼ねている。
「主婦ママ卒展」では、合同就職説明会と卒業制作展覧会の性質をあわせもつイベントであり、「主婦ママクラス」の受講生(求職者)が卒業制作として作り上げたWebデザインなどを求人企業に公開して、面接だけではなく、受講生の人柄やスキルなどからもマッチングを図ることができるとのこと。採用のミスマッチを予防することにもつながりそうだ。会場となったデジタルハリウッドの「STUDIO渋谷」(東京都渋谷区渋谷1丁目23-21渋谷キャスト2階)には、20人近くの受講生が集った。
第1部では、ビースタイルの百瀬氏と五輪氏によるWeb業界の動向、企業が求めている人材、労働条件などを紹介「主婦ママ就業支援イベント説明会 企業はどんな人材がほしいのか?」が行われた。
「企業側のニーズの変化」ここ1~2年の求人の傾向 求人の難易度があがっている!などの実態、そして、
「どのような業務を任せられる人材をお探しですか?」
「実務経験がない学習者を採用した実績はありますか?」
「実務経験はないが、学習者は
採用対象になりえると思いますか?」
――などの調査結果が示された。
参加者と気がねなく会話する百瀬氏と五輪氏は、数々の質問にも
「コミュニケーションが重要」
「時短正社員のニーズも増えている」
「Webのみではなく庶務も」
「30代メインだが40~50代が増えている」
「あまり年齢は気にする必要はない」
「入りやすいのは中小企業」
「派遣と自分でダブルワークの人も」
「副業OKの会社は増えている」
――などと明快に回答していた。
第2部では、Web業界の働き方を先輩ママクリエイターが紹介する「活躍する先輩ママクリエイタートーク会」が開催された。
デジタルハリウッドの「主婦ママクラス」を昨年卒業し活躍中の先輩ママクリエイターであり、正社員として働く、永野有紀さん・村松ゆかりさんに、働き方、子育てなどの様子を聴き、「会社選びに重視したこと」「会社とフリーランスの違い」などの6つの質問に回答してもらった。
「フリーは性にあわなかった。私には向かなかった」
「会社だと制限されていていい」
「電車にのっているだけでも、自分の目で広告がみられる。」
「面接は絶対行ったほうがいい」
「子どもがいるので働き方重視で」
「社員は会社に守られている。フリーランスは自分で守る。手続きが結構ある」
「会社に行ったら人がいる。話ができる。ママさんが数人いる」
――などママとして、クリエイターとして、実際の体験談と自身が感じたことなどが述べられた。
1部・2部とも、運営スタッフ、演者と参加者の距離が近く、子育て中の同じ境遇の同じ世代の女性たちだからか、仕事や子育て、家庭などについての本音トークが数多く交わされていた。会場では、初対面とは思えないような一体感が感じられ、その様子は、座談会というより、渋谷のカフェで行われた同窓会や女子会のようだった。懇親会では、参加者全員が集合して、記念の写真撮影も行われた。
当日は受講生のママに連れてこられた幼い子たちが数人いた。はじめは、お母さんと離れ離れになったため泣き叫ぶ子もいたが、そこは日頃から子ども同伴で学ぶことができるデジタルハリウッド。3人のベビーシッターがしっかり面倒をみてくれていた。次第に子どもたちが落ち着いてきたり、他の子たちと楽しそうに遊ぶ姿が印象的だった。