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2019年8月

2019年8月 5日 (月)

厚生労働省・第1回「人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議」(ペーパーレス)を開催

 

高年齢労働者の労働災害防止することが重要な課題

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 厚生労働省は、令和元年8月5日(月曜日)13:30~15:24、「第1回人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議」を開催した。

《資料》https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05815.html

 労働災害による休業4日以上の死傷者数は、60 歳以上の労働者が占める割合は増加傾向にあり、平成30 年には、4人に1人が60 歳以上という状況になっている。

 「骨太方針2019(令和元年6月21日閣議決定)」において「70歳までの就業機会の確保」及び「サービス業で増加している高齢者の労働災害を防止するための取組を推進する」ことが盛り込まれるとともに、「成長戦略実行計画(令和元年6月21 日閣議決定)」において「高齢者の安全・健康の確保など、高齢者が能力を発揮し、安心して活躍するための環境を整備する」ことが盛り込まれるなど、高年齢労働者の労働災害を防止することや予防的観点からの労働者の健康づくり等が重要な課題となっている。

 このような状況を踏まえて、同会議では、(1)高年齢労働者の特性に配慮した効果的な安全衛生教育のあり方、(2)高年齢労働者の労働災害防止に向けた安全対策、(3)高年齢労働者の健康確保対策――などについて検討を行うとしている。

  第1回の冒頭では、城内博日本大学理工学部まちづくり工学科特任教授が座長に選出された。その後、事務局から基本的なデータと主な論点が示された後、トヨタ自動車株式会社安全健康推進部健康推進室 室長の木田明氏(健康支援センター ウェルポなどについて)とJFEスチール株式会社 西日本製鉄所(倉敷地区)安全健康室ヘルスサポートセンター主任部員(係長)の乍智之氏(安全体力テストなどについて)が、自社の取組事例を紹介した。

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 後半のフリーディスカッションでは、各構成員から、

「あまり労災に絞った議論にならないように」

「高齢期の働かせ方の議論を」

「できないところが放置されないように配慮を」

「定期健診を受けていない人がかなりいる。定期健診をきちんと実施することが基本」

「調査が古い。最新データで語っていかなくては」

「ハード面、ソフト面の両面で対策を」

「熱中症や脱水症が、ここ数年で60歳以上にどのように起こっているのか」

「10歳若返っているので、対策をしなくて良いということにならないように」

「事業者側の意識付けが1つの課題だが、労働者側の意識付けをどのようにやっていくのかを検討することも必要」

「サービス業、特に介護が増えてきている」

「対策の順番を整理してく必要が」

「安全面と衛生面で整理して議論を」

「この機会をきっかけに始めていれれば」

「(トヨタやJFEのように)なかなかここまでできるところは少ない。一律で行うなら全員ができるようなことを」

「どのような会社に行っても体力面のデータが使える仕組みづくりを」

「対策はコストでもあるので、コストをかけて高年齢者を雇用することが…」

――などの多数の意見や質問が出ていた。

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同会議では、今年12月までに4回開催する予定で、その後、今年度末までにガイドラインをとりまとめることを目指している。1

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