« ユニリーバ・ジャパン・新人事制度「WAA」を導入~理由を問わず働く場所・時間を社員が自由に選べる制度~ | トップページ | 労働政策審議会雇用均等分科会・改正育児・介護休業法、改正男女雇用機会均等法の省令案要綱及び告示案要綱等について、「妥当」と答申 »

2016年6月27日 (月)

平成27年度の「過労死等の労災補償状況」を公表【厚生労働省】 決定までの期間がさらに迅速化

厚生労働省は、平成28年6月24日、平成27年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。

全体的な傾向は、26年度と大きく異なることはないが、「精神障害の請求件数」については、1515件(うち女性574件)と過去最高を記録した。近年、精神障害に関して、労災請求をしやすい環境が整ってきたことなどが影響しているものとみられる。

また、労災補償給付の支給・不支給決定までに要する平均期間については、「脳・心臓疾患」5.9ヵ月(26年度6.1ヵ月)、「精神障害」7.2ヵ月(同7.5ヵ月)――とさらなる迅速化が進められた。

同省にて目標とされた決定までの期間は、「脳・心臓疾患」が6ヵ月、「精神障害」が8ヵ月であったが、27年度はいずれもクリアしたわけだ。

今年度は、さらなる期間短縮が目指されるとみられる。

なお、脳・心臓疾患の労災補償状況をみると、女性の活躍が提言されてきた昨年度においても、女性の件数は全体の1割前後におさまっている。

これには、①そもそも脳・心臓疾患における女性の罹患率が低いこと、②女性の労働時間の平均時間が男性より低いこと――などが影響しているものとみられる

 詳しくはこちら

|

« ユニリーバ・ジャパン・新人事制度「WAA」を導入~理由を問わず働く場所・時間を社員が自由に選べる制度~ | トップページ | 労働政策審議会雇用均等分科会・改正育児・介護休業法、改正男女雇用機会均等法の省令案要綱及び告示案要綱等について、「妥当」と答申 »

労働行政ニュース」カテゴリの記事

お知らせ」カテゴリの記事

働き方」カテゴリの記事

労働時間」カテゴリの記事

調査」カテゴリの記事

労働災害」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。