昨年12月時点で2015年卒の採用数を充足する企業は55.8%で半数超えるも前年比3.1ポイント減少【株式会社リクルートキャリア】
株式会社リクルートキャリア(水谷智之 代表取締役社長)のよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(岡崎仁美 所長)は、企業の新卒採用活動および学生の就職活動の実態を明らかにするため、全国の新卒採用を実施している企業と、就職活動を行った2015年卒予定の大学4年生・大学院2年生を対象に実施した調査の結果を公表した。
結果のポイントは次の通り。
●2015年卒の入社予定者への満足度は、「満足・計」が68.0%、「不満・計」は10.8%となった。
●『面接者数を100』とした場合、「内定出し者数」は15.5、「内定者数」は9.6で、いずれも前年より大きな値となった。また、『内定出し者数を100』とした場合、「内定辞退者数」は38.0、「内定者数」は62.0。
【2015年卒の就職活動の総括】<学生>
●民間企業を対象に就職活動を行った学生のうち、12月時点で就職が決まっている人である「就職・計」は84.5%と、前年の77.9%より6.6ポイント増加。
●就職先が確定している学生の入社予定企業への満足度は、「満足・計」が79.9%となった一方、「不満・計」は5.5%で、「満足・計」が圧倒的に高かった。
●『採用広報』の活動開始時期について、「採用に関する情報の提供」は、約8割の企業が「2015年3月」としており、2015年卒の「2013年12月」とほぼ同水準であった。
●『採用選考』について、「面接」「内々定・内定出し」の開始ピークはいずれも「2015年8月」で、2015年卒の「2014年4月」から4か月遅れとなった。
●『採用選考』の開始時期について、「未定」とする企業は4割弱に上った。
●採用数が満たなかった場合の対応については、「採用数に満たなくても求める人材レベルは下げない」が49.5%と半数近くで、「採用数を満たすために基準を見直し、柔軟に対応する」は13.1%となった。
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