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2014年12月17日 (水)

「第1回 過労死等防止対策推進協議会」開催される! 会長に岩村正彦氏、会長代理に堤明純氏。 塩崎厚生労働大臣が挨拶

本日(12月17日)午前10時から、厚生労働省 省議室にて、「第1回 過労死等防止対策推進協議会」開催されました。

 

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 開会に当たって、塩崎厚生労働大臣が「過労死のような痛ましい事案をなくし豊かな暮らしを…」などの旨の挨拶をしました。

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 本日は、会長に

岩村 正彦(いわむら まさひこ)氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)が選出され、

岩村氏が、会長代理に

堤 明純(つつみ あきずみ)氏(北里大学医学部教授)

を指名しました。

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 そして、岩村氏は、過労死等防止対策推進協議会の運営について、「現状を今一度共有することも重要」と述べ、事務局(厚生労働省 調査官)から、

・ 過労死等の防止のための対策に関する大綱について

・ 過労死等に係る統計資料

・ 過労死等の防止のための対策(これまでの取組状況等)

・ 平成27年度新規予算要求の概要

――などが説明されました。

 

 その後、全委員が3分以内で意見を述べました。

 

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【意見などの一部】

・ 過労死等が発生している会社では労基法が守られていない。遺族は生き証人。

・ 公務員について詳しい調査を。

・ 医療従事者は特別ではないし、人権もある。

・ 20代という若さでなぜ死ななければならなかったのか。

 

・ 公務災害のデータを示して欲しい。

・ 具体的な法整備を。監督行政が立ち入る根拠となる法の整備を。

・ 陸送部門が長時間労働になっている。

・ 労基法の遵守を。役職ごとのデータを。

・ 命より大切な仕事ってなんですか。現状の対策では限度がきているのでは。マネジメントする者の責任追及はどこまでされるのか。

 

・ 過労死はあってはならない。中小企業は人がまさに命。

・ 各社色々やっているが、一部慢性的な人手不足な企業が長時間労働に。

・ 安全と健康の確保は企業の最重要課題。

・ 多くの国民が注目している。認定件数はごく一部、大半が労災申請しない。使用者が労働時間管理をしない不利益が申請者側にきてしまう。

・ いままでなかった大綱は大きな意味を持つ。公務部門についても意見を述べることができるだろう。商慣行、業界の慣行などの解明も役にたつのでは。どこに相談にいけばいいかわからない人も。

・ 協議会が開かれて感無量。さまざまなかたちで過労死をなくすために知恵を出しあいたい。

・ 産業医をどのように活用するのか、活かせるのか。

・ アクションに反映されて欲しい。

・ 労働時間で、労使に大きな隔たりが。まずは正確な把握を。学生アルバイトの自殺があるのかないのか、年次有給休暇の取得率などの調査について、性別のデータを。

・ 健康福祉学、健康職場、過労、オーバーストレス。プラスに働くケースは。

・ 今CSR経営がうたわれている。企業は法人という実体がなく、人が構成している。ゼロ災を目指していきたい。

――など


 

 

 本日の意見などをふまえて、次回(第2回)以降、具体的な議論が行われます。

 なお、次回の開催日時は未定です。

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