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2014年10月22日 (水)

第83回 職業能力開発分科会 開催される 【労働政策審議会】

 本日(10月22日)、午前10時から開催されました

 
第83回 職業能力開発分科会 では、
「職業能力開発施策について」などが議題となりました。
 
 

1

 
 
「職業能力開発施策について」では、事務局から
 
 職業訓練の在り方について
 
 新たな職業能力評価制度の構築について
 
――の論点整理、参考資料の説明がなされ、公労使の委員から様々な質問、意見、確認、提案などがありました。
 
 
【意見の一部】
 
 職業訓練の在り方について
【論点(案)について】
 
・ 論点(案)にある「産業界のニーズ」とは何か?きかれたことはないが?ハローワークできいた話だけではなくて、アンケート調査などを行いしっかり把握して欲しい。
 
・ 論点(案)に「労働者の属性を踏まえた」とあるが、労働者ごとにどのようなメニューがあるのか?
 
・ 専門実践教育訓練の記述はどこにあるのか?
→ 自己啓発的なものなので、今回は示していない。
→ 二事業ではなく、労使の雇用保険料から出ているのに、一切出てこないのは、奇異な感じがする。違和感を感じる。
 専門実践教育訓練の位置づけすら曖昧。委託訓練との棲み分けも書いていない。公共ッ訓練での位置づけを示して欲しい。
 
・ 訓練が本当に必要な人に必要な情報が伝わっているのか。攻めの情報提供のあり方の検討を。
 
・ 技能五輪、技能競技大会などをもっと取り上げるべき。
 
・ 働く人にも職業訓練という意識が低い。
 
・ 在学者向けの訓練があってもいいのでは?
 希望者だけでもいいので、地域の大学、高校とうまく連携して欲しい。
 
・ 教育により離職率が格段に低下する。
 
【キャリア形成促進助成金について】 
 
・ 「知らない」とする事業所が58%となっているのは、多すぎるのではないか。
 実際の利用率は1割に満たない。利用実態に偏りがあり、気になる。
 
・ 中小企業は年間計画を作ることで二の足を踏むのでは。
 
【ジョブ・カードについて】
・ 労働市場にぽおける認知、認識が足りない。有効性の周知を。
 
・ ジョブ・カードに効果があるのか、労働側にききたい。
 
・ フリーターが減っていないのは、効果がないのでは。
 
・ 企業側では効果をあまりきかない。ニーズがあっていないのでは。
 
・ 大胆な見直しが必要では。
 
・ どれほどジョブ・カードを発行したのか次回資料を。
 
・ 行政はやり出した制度をやめられない組織では… やめると失敗となり、責任問題となる。しかし、暴走、拡大はいけない。お金がかかっているのだ。
 
【「雇用型訓練の実績」について】
 
・ 「雇用型訓練の実績」で、中小企業が99%ということだが、もう少し大企業でも受入れを
・ 「雇用型訓練の実績」で、就職者数 約4万人は予算の目標どおりか?
 → 目標以上の成果、概ね予定を上回る。
 
【その他】
 
・ 職業能力開発は、特にユニバーサルとして地方における強化を
 
・ 地域訓練企画協議会(仮称)に労働側が入っていない。
 
・ 諸外国の職業訓練にアジアもいれるべきでは。
 
――など。
 
 
 

2

 新たな職業能力評価制度の構築について
 
・ 技能検定と公共職業訓練の関係は。
 
・ 認定技能審査の記述が不十分では。
 
――など。
 
 
 後半には、「第9次職業能力開発基本計画の主な進捗状況について」の報告がありました。
 ここでは、技能実習制度について
・ 実習生の有効回答率が低い。検証ができるのか。
 
・ 必要な見直しは行うように。
――などの質問・意見がありました。
 
 
 なお、サポートステーション事業などについては、若年部会で検討するとの説明がありました。
 
 次回の開催は改めて連絡――とのことでした。
 

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