第83回 職業能力開発分科会 開催される 【労働政策審議会】
本日(10月22日)、午前10時から開催されました
第83回 職業能力開発分科会 では、
「職業能力開発施策について」などが議題となりました。
「職業能力開発施策について」では、事務局から
職業訓練の在り方について
新たな職業能力評価制度の構築について
――の論点整理、参考資料の説明がなされ、公労使の委員から様々な質問、意見、確認、提案などがありました。
【意見の一部】
職業訓練の在り方について
【論点(案)について】
・ 論点(案)にある「産業界のニーズ」とは何か?きかれたことはないが?ハローワークできいた話だけではなくて、アンケート調査などを行いしっかり把握して欲しい。
・ 論点(案)に「労働者の属性を踏まえた」とあるが、労働者ごとにどのようなメニューがあるのか?
・ 専門実践教育訓練の記述はどこにあるのか?
→ 自己啓発的なものなので、今回は示していない。
→ 二事業ではなく、労使の雇用保険料から出ているのに、一切出てこないのは、奇異な感じがする。違和感を感じる。
専門実践教育訓練の位置づけすら曖昧。委託訓練との棲み分けも書いていない。公共ッ訓練での位置づけを示して欲しい。
・ 訓練が本当に必要な人に必要な情報が伝わっているのか。攻めの情報提供のあり方の検討を。
・ 技能五輪、技能競技大会などをもっと取り上げるべき。
・ 働く人にも職業訓練という意識が低い。
・ 在学者向けの訓練があってもいいのでは?
希望者だけでもいいので、地域の大学、高校とうまく連携して欲しい。
・ 教育により離職率が格段に低下する。
【キャリア形成促進助成金について】
・ 「知らない」とする事業所が58%となっているのは、多すぎるのではないか。
実際の利用率は1割に満たない。利用実態に偏りがあり、気になる。
・ 中小企業は年間計画を作ることで二の足を踏むのでは。
【ジョブ・カードについて】
・ 労働市場にぽおける認知、認識が足りない。有効性の周知を。
・ ジョブ・カードに効果があるのか、労働側にききたい。
・ フリーターが減っていないのは、効果がないのでは。
・ 企業側では効果をあまりきかない。ニーズがあっていないのでは。
・ 大胆な見直しが必要では。
・ どれほどジョブ・カードを発行したのか次回資料を。
・ 行政はやり出した制度をやめられない組織では… やめると失敗となり、責任問題となる。しかし、暴走、拡大はいけない。お金がかかっているのだ。
【「雇用型訓練の実績」について】
・ 「雇用型訓練の実績」で、中小企業が99%ということだが、もう少し大企業でも受入れを
・ 「雇用型訓練の実績」で、就職者数 約4万人は予算の目標どおりか?
→ 目標以上の成果、概ね予定を上回る。
【その他】
・ 職業能力開発は、特にユニバーサルとして地方における強化を
・ 地域訓練企画協議会(仮称)に労働側が入っていない。
・ 諸外国の職業訓練にアジアもいれるべきでは。
――など。
新たな職業能力評価制度の構築について
・ 技能検定と公共職業訓練の関係は。
・ 認定技能審査の記述が不十分では。
――など。
後半には、「第9次職業能力開発基本計画の主な進捗状況について」の報告がありました。
ここでは、技能実習制度について
・ 実習生の有効回答率が低い。検証ができるのか。
・ 必要な見直しは行うように。
――などの質問・意見がありました。
なお、サポートステーション事業などについては、若年部会で検討するとの説明がありました。
次回の開催は改めて連絡――とのことでした。
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