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2014年6月20日 (金)

全国職業安定部長等会議 開催 【6月20日】

 本日(6月20日)、午前10時前から、厚生労働省本省 講堂にて、

 
全国職業安定部長等会議
 
 
――が開催されています(午後4時10分までの予定です)。
 
 

1

 会議の冒頭、岡崎職業安定局長から、次のような内容の訓示がありました。
 
 
 安定行政を取り巻く状況
 
① 日本再興戦略について
 
 産業競争力会議雇用・人材分科会等において、田村大臣から労働市場インフラの戦略的強化、若者の雇用対策についてプレゼン
→ 6月末頃の改定に向けて、検討を行っている。
 
② 若者の雇用対策について
 
 与党提言を受けて、若者の雇用対策に関する法整備を含め検討を行う。
 来週には、骨太の方針がでる。
 
③ 派遣法改正について(※)
 
 現在まで国会で審議されていない。
 秋以降しっかり対応していくこと。
 
④ 労働市場インフラとしてのハローワークの機能発揮
 
 ・ 求人情報の提供 → 9月スタートに向けて、申請の受付開始。
 ・ 求職情報の提供 → 実施に向けた具体的検討を慎重に進める。
 ・ ハローワークの質の向上。
 
――など。
 
 人材不足分野における人材確保・育成対策
 
・ 雇用情勢が改善している中で人材不足分野の問題が顕在化。
 
・ 本省に佐藤副大臣をヘッドとした「人材不足分野等における人材確保・育成対策推進会議」を設置。
 
・ 全国的には、介護、看護、保育、建設の人材不足が課題となっているが、地域の規模、状況などによってその課題は異なる。
 
・ 有効求人倍率が1倍を超えると、人材が不足する業種・業界が顕著に。
  それぞれの業種・業界の職場環境やビジネスモデルのあり方が問題になる。
  求職者が多くいることを前提にしているところは、職場環境をきちんとしないと人はきません。イメージをかえていかなければ人はきません。
  介護や保育の有資格者であっても、その業界で働くことを望まない人がいる。
  できるだけそういった状況を業界に認識していただく、企業に努力していただくことが必要。
 賃金等についても、ハローワークのデータからはそれほどあがっていない。
 
――など。
 
 
 積極的・能動的マッチングの推進
 
① 基本業務の徹底。
 
・ 必要な情報が必要な形で入っているか。マッチングとは何か。
 
② 求人部門と紹介部門の連携強化。
 
・ 機械的な対応にならないように。
・ より必要な人にその情報が届くように。
・ 求人を出したけど、ほっとかれているのでは?という企業の不安がある。
・ 求人企業からも評価されるように。
 
③ 求人企業、求職者との信頼関係構築。
 
 
――など。

2

 
 おしまいに、岡崎局長は、職業安定部長の職務として、
・ ハローワークの運営者
・ 広い意味での雇用対策(地域の情勢をしっかり分析して総合的な雇用対策)
 
――の2つの重要性などを述べました。
 

3

※ 本日、労働者派遣法の改正法案は、廃案となりました。

 

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