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2014年4月 4日 (金)

WATALISのFUGUROを限定モデルの特別パッケージに採用 【ジラール・ペルゴ】

 この度スイスの最高級腕時計メーカーとして知られるジラール・ペルゴ社が発表する、スイスの日本における修好通商条約締結150周年を記念した限定モデルの特別パッケージにWATSLISのFUGUROが採用されました。

 
 一般社団法人WATSLISは、宮城県南部の亘理町で、地域に受け継がれてきた返戻文化や感謝しあう価値観、「ふぐろ」(FUGURO)作りなどの縫製技術を、ものづくりを通じて世界に発信することを目指しています。
 
「ふぐろ」とは(WATSLISのサイトから)

 かつて亘理に暮らす人たちは、感謝の気持ちをあらわして、相手になにかを手渡す時には、着物の残り布で仕立てておいた〈袋〉に入れていました。たとえばそれは農家の方がよそへお土産やお返しとして用いた1升の米であったそうです。 特に定まった呼称はなく、今でも「ふくろ」がなまって、ただ「ふぐろ」と呼ばれています。
 
 2011年の秋、震災により建物を取り壊すことになった亘理町内の呉服店からゆずっていただいた昭和の時代の古い生地を使い「ふぐろ」を再現したのが、このプロジェクトのはじまりです。
 2012年より、各地での復興支援バザーなどへ出品の受注をきっかけに、まとまった数の製作を始めました。その後各方面からご提供いただいた着物地を材料として製作を続け、デザインに工夫を重ね、縫製や仕上げの技術を進化させてきました。現在では各種イベントやデパートなどでも販売するようになり、多くの方々の支援に支えられながら一歩ずつ前へ歩みだしています。
 
 昔ながらのゆかしい風習にならい、大切なものを包み、贈る、 その感謝のこころを伝えていきたいと思っています。

 
 
 かつては学芸員であったという 引地 恵 氏(一般社団法人 WATSLIS 代表理事)は、先日のILOシンポジウム「仕事と復興」にて、

「仕事ぶりはその人をあらわす」

「感謝を手仕事に」

「魅力的な仕事があれば、そこで生きていこうと思える」

―――とご自身の仕事、取組みから受けた想いを述べました。

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そして、「ふぐろ」作りをはじめとした手仕事によるものづくりを通して古き良き習わしや、感謝の心をかたちにして、町の復興を願うあらたな仲間とのコミュニティを生み出そうとはじめた活動を紹介しました。

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