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2014年2月19日 (水)

2月18日 仕事と復興 シンポジウム&トークイベント開催される② 【国際労働機関(ILO)】 

被災地で雇用創出、コミュニティづくりに尽力する4人の方によるスピーチ

働くことが人の尊厳につながる

人は仕事によって輝く!

魅力的な仕事があれば、そこで生きていこうと思える

生きるって支えること、支えるって仕事をすること

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 昨日(2月18日)、午後1時30分から

 
国際労働機関(ILO)によるシンポジウム&トークイベント
 
「仕事と復興 ~自然災害から立ち上がるために、必要なことは何か~」

Working out of disasters: Job-led recovery after natural disasters

――が、国際連合大学 ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区)にて開催されました。
 
 会場には、国内外から多くの方がつめかけていました。
 
 ここでは、第2部(トークイベント)の様子を写真ダイジェストで掲載します。

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第2部では、被災地での仕事創出、コミュニティづくりなどに尽力している方々が、壇上に立ち、ご自身の実体験をもとに「自然災害から立ち上がるために、必要なことは何か」を話しました。

 

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スピーチは、スピーディに英語に訳されていました。

貴重な実体験の数々に、1時間以上があっという間に過ぎてしまいました。

 

スピーカーをつとめられたのは、

 

 田中 羊子 氏(日本労働者協同組合連合会 専務理事 東北復興本部 本部長)

 

 君ヶ洞 剛一 氏(有限会社ヤマキイチ商店 専務取締役)

 

 引地 恵 氏(一般社団法人 WATALIS 代表理事)

 

 青木 健一 氏(株式会社 青紀土木 専務取締役、NEXT 釜石 会長)

 

――の4人の方々です。冒頭に動画での紹介がありました。

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 田中 羊子 氏(日本労働者協同組合連合会 専務理事 東北復興本部 本部長)は、被災地の人々が協同労働と出会い、わがまちの未来は自分たちで切り拓く覚悟を決めて、自らの人生の再建と地域の再生を重ねて、仕事おこしに立ち上がる姿などを紹介しました。

「自分の存在を認められたい。その一番が仕事をすること。働くことが尊厳につながる」

「まつのではなく、自分たちでつくっていく」

「衰退の地ではなく、挑戦の地」

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 「泳ぐホタテ」を販売するなど海産物店を営んでいる君ヶ洞 剛一(きみがほら たけいち)氏(有限会社ヤマキイチ商店 専務取締役)は、どんな仕事をするかと言うより、どう取り組むかということが大切であることなどを紹介しました。

「人は仕事によって輝く!」

「天職を一生懸命やることが世の中のためになる」

「どんな仕事も同じ。どう取り組むかが大切」

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 かつては学芸員であったという 引地 恵 氏(一般社団法人 WATALIS 代表理事)。宮城県南部の亘理町で、地域に受け継がれてきた返戻文化や感謝しあう価値観、「ふぐろ」作りなどの縫製技術を、ものづくりを通じて世界に発信することを目指しています。

「仕事ぶりはその人をあらわす」

「感謝を手仕事に」

「魅力的な仕事があれば、そこで生きていこうと思える」

 

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「ふぐろ」作りをはじめとした手仕事によるものづくりを通して古き良き習わしや、感謝の心をかたちにして、町の復興を願うあらたな仲間とのコミュニティを生み出そうとはじめた活動を紹介。

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 私達は「インフラの町医者」として、地域の安全・安心を支える縁の下の力持ち企業を目指しますという 青木 健一 氏(株式会社 青紀土木 専務取締役、NEXT 釜石 会長)。

 子どもたちや次の世代への「未来責任」を使命とし、少しでも自らの町に勇気と元気を増やすための団体として、「NEXT釜石」(現在60人ほどが参加)を立ち上げました。

「生きるって支える事」

「支えるって仕事をする事」

「(わたしたちには)未来責任がある  震災後の新たな町を自分たちの声で、自分たちの責任で創り、次の世代に渡す使命を果たすべきでは」

「選択肢を増やすこと 選択肢が少なければ子どもたちの大きな可能性を狭めることになる」

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 4人の方の実体験からのスピーチは、働く場の大切さ、現実を嘆くより自分のやれることを仲間とコツコツと行っていくことの大切さ、それが勇気となり人々を地域を明るくすることにつながる――ことなどを伝えてくれました。会場はあたたかい拍手でいっぱいになり、閉会後には、スピーカーの方と直に話したい参加者の方が列をつくっていました。

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