「特別企画/2014年 労働災害の企業内補償の水準」、「取材シリーズ/ブックオフのパート・アルバイトのキャリアパスプラン」~労働基準広報2014年2月11日号の内容~
労働調査会発行 労働基準広報2014年2月11日号のコンテンツです
●特別企画/2014年 労働災害の企業内補償の水準
製造大手は遺族補償・1~3級の額を3500万円前後とするケース多い
(編集部まとめ)
労働者が業務上災害や通勤災害で死亡・負傷したり、障害を負った場合などに法定の労災保険給付と別に各企業が上積み補償を行うケースがある。このような制度は、「企業内補償」などと呼ばれ、支給額などは労使の協議により決定されている。今号は、一般社員の業務上災害における企業内補償の水準についてみてみる。最新の資料によると、製造大手では、遺族補償や障害等級1~3級の補償額を3500万円前後に設定するケースも多い。
<掲載業種>
鉄鋼/造船・重機/非鉄/機械・金属/自動車/電機/紙・パルプ/運輸/流通/外食・食品/ホテル・旅館
〈資料提供〉
○日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)
○JAM
○全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連)
○全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会(電機連合)
○日本紙パルプ紙加工産業労働組合連合会(紙パ連合)
○全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連)
○全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟UAゼンセン)
○サービス・ツーリズム産業労働組合連合会(サービス連合)
●取材シリーズ/人事大事の時代<事例編>(11)~ブックオフコーポレーション~
パート・アルバイトを「キャリアパスプラン」で育成
社員登用に応募制も新設
店舗の最前線を担うパート・アルバイトスタッフの育成・戦力化を重視する「ブックオフコーポレーション株式会社」では、パート・アルバイトを7ランクの「キャリアパスプラン」で役割とチャレンジ項目を具体的に明示して育成している。また、推薦制だった社員登用制度に本人の意思による応募制のルートを新設した。
【事例のポイント】
① 店舗の最前線を担うパート・アルバイトスタッフの育成・戦力化を重視。
② 7ランクの「キャリアパスプラン」で役割とチャレンジ項目を具体的に明示。
③ 推薦制だった社員登用制度に本人の意思による応募制のルートを新設。
④ 先輩が後輩を指導する「育成の連鎖」を回す。
●解釈例規物語/第54回
第39条関係〔年次有給休暇算定の基礎となる全労働日 ―その1―〕
無効な解雇による不就労期間は出勤率の算定にあたり出勤日数に含まれる
(中川恒彦)
年次有給休暇の付与要件である出勤率は、雇入れ直後については6箇月間、その後については1年間の全労働日(所定労働日)を分母とし、その間においてその労働者が実際に出勤した日を分子として計算される。
出勤率の計算に当たり、単なる欠勤として取り扱ってよいか判断に迷う休業期間、不就労期間は相当にあり、また、全労働日に含むことが妥当かという観点から検討すべき期間もある。
これらについては、労働基準法の施行を担当する厚生労働省労働基準局において、従来から一とおり考え方が示されているが、平成25年6月、最高裁が、「解雇無効の判決が確定した際、当該無効な解雇によって就労できなかった期間は、出勤率の計算に当たり、出勤日数に含まれる」との判断を示した。
今回詳解する〔解釈例規〕(平成25・7・10 基発0710第3号)は、この最高裁の判決を受けて発出されたものである。
●労務資料/平成25年賃金引上げ等の実態調査結果①
賃金を引き上げる企業が増加し約80%に
~賃金の改定状況等~
(厚生労働省調べ)
●NEWS
(厚労省・コース別雇用管理の新指針に関し解釈示す)総合職で「女性は営業に配置せず」は違法に/
(26年度の厚生労働省予算案)安全で健康に働ける職場づくり施策に75億円計上/
(24年度・サービス残業是正結果)是正支払額は前年度より41億円減少し約105億円/
(雇調金の25年11月の利用状況)休業等実施計画届の受理事業所は13ヵ月連続減少/ほか
●連載 労働スクランブル第171回(労働評論家・飯田康夫)
●わたしの監督雑感 京都・京都南労働基準監督署次長 笠原勝
●労務相談室だより
●労務相談室
雇用保険法
〔臨時の他店舗への応援〕通勤費は雇用保険料の対象か
特定社労士・大槻智之(大槻経営労務管理事務所)
配置転換
〔人事異動と家庭の事情〕どこまで配慮が必要か
弁護士・加藤彩(石嵜・山中総合法律事務所)
労働基準法
〔月1~2回ある夜間の呼び出し勤務〕往復時間も労働時間か
弁護士・荻谷聡史(安西法律事務所)
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