正規雇用労働者の働き方などを検討 【第4回 雇用政策研究会】
最大のセーフティネットは職業能力ではないか
どういう仕事を選択していくか考えていく時期ではないか
――など意見多数
12月6日 午後4時から開催された
「第4回 雇用政策研究会」(座長 樋口美雄 氏)
では、事務局による正規雇用労働者の働き方について、
数々の資料の説明がなされた後、活発な意見交換がなされました。
<意見の一部>
(正規雇用労働者の働き方について)
・長時間労働により、能力開発もままならないことを問題意識として持つべき
・啓蒙で解決する問題と構造的な問題と位置づけるものが
・何が評価でこいるかわからない
・アバウトさのいい点とわるい点がある
・長時間労働だと職さがしの時間がない、抜けだしたりできない
・正社員の労働時間はほぼ横ばいで推移、年間総実労働時間数が減少傾向にあるのは、パートタイム労働者比率が高まったこと等がその要因と考えられるとあるが、正社員の実質賃金率はどうでしょうか
・上司が残業している人にポジティブなイメージを持っていると感じているというが、評価されている側が感じているのか。何をもって評価していることをはっきりさせることがいいのではないか
(これまでの主なご指摘について)
・雇用の安定をどう考えるか。最大のセーフティネットは職業能力。今までは企業まかせだった
・どういう仕事をしていくか考えていく時期ではないか
・諏訪康雄先生のキャリア権の考え方を参考に
・若者の職業意識を高めるには、どういう仕事をやりたいのかが出てこないとなかなか難しい
・生活支援労働はケア付き住宅で大きく広がる
・女性は1回離職すると働き方がパートなどに限定されている
・女性のキャリア見直しも重要になってくる
・介護と仕事の両立と子育ての両立支援とはちがう
・介護では、自分で介護をするのではなく、マネジメント(業者などに依頼することなどの段取りや手続きを行う)に力を入れる。子育てのように自分で対応するのではない。93日はマネジメントをする期間。自分でやるとなれば93日では短い
・ポジティブ・アクションで採用段階でがんばっても、技術系(理系)ではそもそも女性が少ないので、採用できない。一律にやろうどうしるのはなじまないのではないか
・これまで、賃金・報酬の議論があまりない。賃金・報酬の在り方についての議論があってもいいと思う
・地域の労働移動の在り方の議論を
・地域が雇用対策として高齢者をあつめているのでは
・山形、杉並区、南伊豆の事例
・高齢者の地方移住について
・若者の移住は、再生産する人がいなくなるので、問題が大きい
次回(第5回)は、12月18日(水)午前10時から、報告書案の検討が行われ、
第6回(1月27日 午後2時)では、報告書のとりまとめ が行われる予定です。
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