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2013年12月 3日 (火)

賃金を引き上げる企業は前年を上回る79.8%!~厚生労働省・「平成25年・賃金引上げ等の実態に関する調査結果」~

賃金改定に当たり企業が最も重視した要素は「企業の業績」

 厚生労働省はこのほど、「平成25年・賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果をとりまとめ公表しました。

 調査結果のポイントは以下の通りとなっています。


【調査結果のポイント】


1 賃金の改定

 平成25年中に1人平均賃金を引き上げた、または引き上げる予定の企業は79.8%(前年75.3%)で、昨年を上回る。

 平成25年の1人平均賃金の改定額は4,375 円(前年4,036 円)、改定率は1.5%(同1.4%)で、いずれも昨年を上回る。

(注) 1人平均賃金とは、常用労働者の所定内賃金(時間外手当、休日手当等を除いた毎月支払われる賃金)の1人当たりの平均額をいう。

2 定期昇給等の実施
 平成25年中に定期昇給を行った、または行う予定の企業は、管理職59.4%(前年56.7%)、一般職70.3%(同64.7%)で、管理職、一般職ともに昨年を上回る。

 定期昇給制度がある企業のうち、平成25年中にベースアップを行った、または行う予定の企業は、管理職11.5%(前年9.8%)、一般職13.9%(同12.1%)で、管理職、一般職ともに昨年を上回る。

〔調査結果の概況〕

1 賃金の改定の実施状況
  平成25年中に1人平均賃金を引き上げる企業は79.8%(前年 75.3%)、引き下げる企業は2.5%(同3.9%)、賃金の改定を実施しない企業は12.9%(同 15.2%)となっている。1人平均賃金を引き上げる企業の割合は前年より上昇し、1人平均賃金を引き下げる企業及び賃金の改定を実施しない企業の割合は前年より低下している。

2 賃金の改定額及び改定率
 平成25年中における賃金の改定状況(9~12月予定を含む。)は、賃金の改定を実施し又は予定していて額も決定している企業及び賃金の改定を実施しない企業について、1人平均賃金の改定額が4,375円(前年 4,036円)、1人平均賃金の改定率が1.5%(同 1.4%)となっている。

 同改定状況について企業規模別にみると、1人平均賃金の改定額は、5,000人以上の企業で、4,891円(同 4,779円)、1,000~4,999人は、4,732円(同 4,289円)、300~999人は4,022円(同 3,673円)、100~299人は4,131円(同 3,563円)となっている。
 1人平均賃金の改定率をみると、5,000人以上の企業で、1.5%(同 1.5%)、1,000~4,999人は、1.6%(同 1.4%)、300~999人は1.5%(同 1.4%)100~299人は1.5%(同 1.4%)となっている。

調査結果概況の詳しい続きはこちらから。

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