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2013年7月31日 (水)

分科会長に阿部正浩氏、分科会長代理に岩村正彦氏 【第92回 職業安定分科会】

 本日午前10時から、「第92回労働政策審議会職業安定分科会」が開催され

新しい分科会長に阿部正浩氏(中央大学経済学部教授)が選ばれ、

分科会長代理に岩村正彦氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)が指名されました。

92kai

  本日の議題は、
 日本再興戦略(職業安定行政関係)について
 国と地方の連携について
 2012年度の評価及び2013年度の目標設定について
――でした。
 
 
 
の日本再興戦略(職業安定行政関係)で取り上げれた施策については、
・ 失業なき労働移動
・ 行き過ぎた雇用維持型から労働移動支援型への政策シフト
 (雇用調整助成金と労働移動支援助成金の予算規模を
 2015年度(平成27年度)までに逆転させる)
・ 雇用保険制度の見直しに向けた検討
・ 社会人の学び直し支援
・ 産業雇用安定センターの出向・移籍あっせん機能の強化
・ 民間人材ビジネスの活用
・ ハローワークの求人情報のオンライン提供
・ トライアル雇用奨励金の拡充
・ 学卒未就職者等について、紹介予定派遣を活用した正社員就職支援
・ 労働者派遣制度の見直し
・ 「多元的で安心できる働き方」(いわゆる限定正社員など)の導入促進
・ 女性の活躍促進
・ 若年・高年齢者等の活躍促進
――などについて事務局からの説明、その後の質疑応答が行われました。
 
 そして、
 その多くが予算計上が必要である
 助成金は省令改正が必要となる
 ハローワークの求人情報の開示については、分科会にはかる必要がある
――ことなどが示されました。
 また、労働側の委員からは、
 いずれの会議にも労働者代表が入っていないが、ILO88号条約の三者構成プロセスをどう考えているのか――との意見と質問がありました。
 
 国と地方の連携については、
  地方分権改革有識者会議「雇用対策部会」での議論について
  ハローワークの地方移管について
――などが話し合われました。
 
 2012年度の評価及び2013年度の目標設定については、
 中期目標、特に「転職入職率(パートタイムを除く一般労働者)を
2011年7.4%を今後5年間で9%に上げる」ことについて、
雇用の不安定化を促すものであり、それを目標として掲げるのは、
いかがなものかとの旨の意見が出されました。
 一方、「職業安定分科会にて検証すべき2013年度の年度目標」
については、本日、了承されました。

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