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2013年5月28日 (火)

12年度・13年度に比べ、企業の内定出し開始時期が早期化【エン・ジャパン株式会社】

2014年度新卒採用 就職・採用活動 4月度調査報告

人材総合サービスを提供するエン・ジャパン株式会社(鈴木孝二 代表取締役社長、本社:東京都新宿区)が運営する、学生向け就職情報サイト『[en]学生の就職情報』(http://gakusei.enjapan.com/)はこのほど、2014年3月卒業予定の学生と求人企業を対象に、『2014年度新卒採用 就職・採用活動アンケート』を実施し、その概要を公表した。

●<学生>学生1人あたりの面接参加社数は5.7社

学生1人あたりのエントリー社数は63.3社、企業セミナー参加社数は17.6社で、いずれも13年度並みとなった。また、面接参加社数は5.7社(13年度:5.1社)、最終面接参加社数は0.6社(13年度:0.4社)となり、13年度を上回った。

●<学生>4月度の内定取得率は、13年度並みの15.5%
学生の悩みは、13年度と同様「面接」が最多

4月度の内定取得率は15.5%で、13年度並みとなった。

現在(4月)の悩みは、13年度同様に「面接」(28.8%)が最多となっている。また、4月の内定取得率は3月(3.5%)に比べ12.0ポイント増加したことから、「特に悩みはない」(7.2%)と回答した学生が3月よりも4.0ポイント増加した。

●<企業>内定出し開始率は、12年度、13年度を上回る37.2%

企業セミナー開始率は81.9%(13年度:72.5%)、選考開始率は72.4%(13年度:64.9%)で、いずれも13年度を上回った。また、内定出し開始率は37.2%となり、12年度、13年度に比べ、内定出しを開始している企業の比率が高くなっている。

●<企業>約半数の企業が母集団形成を「想定より少ない」と回答
13年度に比べ「母集団形成」に悩む企業が増加

母集団形成状況について「想定より少ない」「想定より大幅に少ない」と回答した企業は48.6%で、13年度に比べ10.5ポイント増加した。そのため、現在(4月)の悩みも「母集団形成」が、13年度比4.7ポイント増加の26.5%となっている。

●<学生>接触があったリクルーターの業界は「金融」が最多

これまでに「リクルーターと接触したことがある」と回答した学生は24.0%だった。中でも、「理系男性」の接触率は29.0%となり、最も高くなっている。また、接触があったリクルーターの業界は「金融」(19.5%)が最も多く、次に多い「食品メーカー」(7.9%)の約2.5倍となった。

●<学生>4割以上の学生が就職・進路を考える際の気持ちを「楽しみだ」「どちらかといえば楽しみだ」と回答

就職・進路を考える際の気持ちとして「楽しみだ」「どちらかといえば楽しみだ」という回答は、2012年10月は33.9%であったのに対し、2013年4月は40.5%となり6.6ポイント増加した。就職活動を通じて、就職・進路に対する期待感が醸成されたようだ。

また、「面接参加」「最終面接参加」「内定取得」と就職活動が進むごとに「楽しみだ」「どちらかというと楽しみだ」と回答した学生の比率が高くなっており、進捗状況によって学生の意識に違いがみられた。

●<企業>12年度の新入社員が「70%以上在籍している」と回答した企業は89.0%

12年度の新入社員が「70%以上在職している」と回答した企業は、全体で89.0%。企業規模別でみると、300名以上では92.5%、300名以下では86.3%となっており、定着状況にやや差がみられた。

また、12年度新入社員の活躍状況について、77.3%の企業が「会社の期待を上回る活躍をしている」「会社の期待通りの活躍をしている」と回答。規模別では、300名以上(78.9%) の方が、300名未満(76.2%)に比べ「活躍している」と回答した企業の割合が高くなっている。

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