NPO法人「キャリア権推進ネットワーク」が発足 【4月16日】
菊池桃子さんらが設立の趣旨を説明
働く人や労組にはキャリア形成の支援
企業には納得性の高い人事や人財確保
国や社会には立法化及び施策の推進
――を働きかけていく
本日(4月16日)午後3時から、厚生労働省会見室において、
NPO法人「キャリア権推進ネットワーク」発足の発表会見
が行われました。
会見では、
理事長の戸苅利和氏(法政大学大学院客員教授)
理事の菊池桃子氏(タレント 戸板女子短期大学客員教授)
――が設立の趣旨などを説明しました。
「キャリア権」とは、
働く人及び働こうと考えている一人ひとりが、
その意欲と能力に応じて自己の望む仕事を選択し、
職業生活を通じて幸福を追求する権利である
――とされています。
( 「キャリア権推進ネットワーク」の定款 第3条から抜粋)
会見で、菊池桃子氏は、
日本における「女性のキャリア」と「子どもをとりまくキャリア形成」
に疑問を抱いたことがきっかけ――と述べました。
戸苅利和氏は、
人事権とキャリア権の折り合いをつけたい
キャリア権の考え方が広く認知されれば、キャリア基本法的なものができるのでは
個人的には、3~5年を視野に結果を出したい
立法化が目標の1つになっている
――と話していました。
太田正孝氏(あすか人事コンサルティング代表)は、
今後、キャリア権について、労使の折り合いをつけていきたい
権利と義務は表裏一体
企業のなかで、「この道のプロになりたい」という道もあるのでは
キャリア権は、現在より未来思考で
――と述べていました。
なお、記者会見の後に開催された同NPOの第1回総会
「キックオフミーティング」では、
「キャリア権」の提唱者の法政大学大学院名誉教授 諏訪康雄氏による記念講演「キャリア権とキャリア法 ~スポーツ権・スポーツ法との対比で~」
菊池桃子氏による記念スピーチ「私のキャリア」
――が行われました(詳細については、後日掲載予定)。
続いて開催された「総会」と「理事会」では、
戸苅利和氏
――が理事長
太田正孝氏
――が副理事長
髙木剛氏(連合 顧問)
菊池桃子氏
矢野弘典氏(公益財団法人 産業雇用安定センター会長)
――が理事
鍵市 昭氏(株式会社ニフコ取締役兼専務執行役員)
髙井伸夫氏(髙井・岡芹法律事務所 会長弁護士)
――が監事
に就任しました。
その後、法政大学大学院政策創造研究科准教授の石山恒貴氏による
ブックレット「キャリア権を知ろう」の紹介と、クイズ「キャリア権の基礎知識」
では、キャリア権がすでに様々な労働法に見つけることができることなどが
わかりやく説明されました。
NPO法人「キャリア権推進ネットワーク」の設立趣旨
キャリア権とは、働く人々が意欲と能力に応じて希望する仕事を選択し、職業生活を通じて幸福を追求する権利です。
4月に発足する当NPOは、キャリア権の理念の啓発を進め、働く人や労組にはキャリア形成の支援を、企業には納得性の高い人事や人財確保を、国や社会にはキャリア権が尊重されるよう立法化及び施策の推進を働きかけて参ります。
理事には髙木剛氏(元連合会長)、矢野弘典氏(元経団連専務理事)が就任し、労使連携して参ります。
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