« 高年齢者雇用対策の推進について(平成25年4月1日 職発0401第3号) | トップページ | 中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について(労働基準局 通達) »

2013年4月18日 (木)

望む公的支援の1位は「金銭的援助」、2位は「保育サービス」 【JILPT】

「第2回 子育て世帯全国調査」の結果速報

(独)労働政策研究・研修機構は、子育て中の男女の仕事に対する支援策のあり方を検討するため、母子世帯(621)、父子世帯(65)とふたり親世帯(1,508)等計2,201子育て世帯の生活状況およびその保護者の就業実態や要望などについて、平成24年11月に調査を行った。

このほど、その調査結果のまとめが公表された。

Akachan




調査結果のポイント

<末子が高校生年齢層の母子世帯の34.3%が「暮らし向きが大変苦しい」と回答>

子育て世帯の暮らし向きは、子どもの成長とともに変化していく。末子が高校生年齢層の世帯では、「暮らし向きが大変苦しい」と感じる世帯の割合が比較的高い。末子が高校生年齢層の家庭では、母子世帯の34.3%、ふたり親世帯の15.2%が「暮らし向きが大変苦しい」と回答している。

<年収よりも家事・育児の分担が「良い父親」の評価へとつながる>

稼ぐ力よりも家事・育児の分担割合が父親としての評価上重要な加点要素である。家事・育児の半分以上を分担している父親に対して、母親の評価が「良い父親」(67.7%)または「まあまあ良い父親」(20.3%)となっている。一方、家事・育児を全く分担していない父親に対して、母親の評価が「普通」(41.4%)または「あまり良くない父親」(32.3%)となっている。

<専門資格を持つ母親が全体の6割に上るが、仕事に活用されたことのない資格も多い>

何らかの職業資格を持つ母親は全体の6割に上る。保有資格が仕事に役に立った割合をみると、看護師(91.4%)、歯科衛生士(85.7%)、保育士・幼稚園教諭(64.8%)、介護福祉士(73.8%)、准看護師(59.5%)など医療・福祉・介護系資格の活用率は高いことが分かる。一方、簿記資格(37.7%)、語学関連資格(31.7%)、医療事務(42.7%)等語学・事務系資格の活用率が相対的に低い。

<ひとり親の平均睡眠時間、約1割が5時間未満>

1日の平均睡眠時間が「5時間未満」の保護者の割合をみると、母子世帯は8.9%(有業者)~10.6%(無業者)、父子世帯は11.1%(有業者)となっており、ふたり親世帯(母親)に比べてその割合が約2倍である。

<共働き夫婦は祖父母との同居を選びやすい>

祖父母との同居割合では、ふたり親世帯が母子世帯や父子世帯より低いものの、祖父母の家から片道1時間以内の距離で住居を構えるふたり親世帯が非常に多い(全体の約半数)。ただし、専業主婦(夫)・夫婦無業世帯に比べると、共働き世帯は祖父母との同居割合が7ポイントほど高くなっている。

<短時間勤務制度の利用が母子世帯の間に広まっていない>

導入が義務化されている3歳未満の子どもを育てている有業母親の短時間勤務の利用率を見ると、ふたり親世帯では16.8%(正社員は26.1%)となっているが、母子世帯では4.2%と低い水準である。

<「専業主婦型」祖母を持つ場合、母親の産後の職場復帰時期が遅い>

(母方)祖母の就業スタイルが母親の仕事選好に関係している。母親に自身が3歳、6歳、12歳だった頃の祖母の働き方をたずねた上、その3時点の就業有無から祖母の就業スタイルを「就業継続型」(3時点とも就業)、「専業主婦型」(3時点とも無業)および「中間型」に分けてみた。「継続就業型」祖母を持つ母親が第1子出産後に1年以内に職場復帰した者の割合が34.4%で、「専業主婦型」祖母を持つ母親に比べてその割合が約2倍である。

<拡充してほしい公的支援の1位は「金銭的援助」、2位は「保育サービス」>

金銭的援助を望む保護者が全体の67.7%~75.2%に達し、「児童(子ども)手当の増額」(50.5%~58.5%)、「年少扶養控除の復活」(20.2%~27.7%)、「乳幼児医療費助成期間の延長」(12.3%~31.0%)を期待する保護者がとくに多い。保育サービスの充実を望む保護者も全体の26.2%~50.3%を占めており、「休日保育、延長保育等サービスの多様化」、「病時・病後児保育の充実」および「保育所の増設・受入児童数の増加」を求める意見が多かった。

詳細はこちら ↓↓

(独)労働政策研究・研修機構 「『第2回子育て世帯全国調査』の結果速報」

Akachan_to_boku

Kosodate_2

|

« 高年齢者雇用対策の推進について(平成25年4月1日 職発0401第3号) | トップページ | 中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について(労働基準局 通達) »

女性」カテゴリの記事

働き方」カテゴリの記事

速報」カテゴリの記事

調査」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 望む公的支援の1位は「金銭的援助」、2位は「保育サービス」 【JILPT】:

« 高年齢者雇用対策の推進について(平成25年4月1日 職発0401第3号) | トップページ | 中国における鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生について(労働基準局 通達) »