諏訪康雄教授 「最後の授業」 開催される 【3月9日】
教え子の方をはじめ多くの方(およそ400人の方)が聴講されました。
「最終講義」でも、スピード感とユーモアたっぷりな講義を展開!
日間名教授(諏訪先生のこと!?)の労働時間を徹底分析! 会場は笑いの渦に!
幼少期から現在までの軌跡を紹介。
高校までは理系男子だったそうです。
ヨーロッパで一番古いということで、イタリア・ボローニャ大学へ留学。
そして、若き日の多くの出会い!
キャリア開始期には、労働協約の規範的効力の研究から
英米法の研究をしたい、それも誰も行っていないところへ、ということで、オーストラリアに1年数か月滞在。
「雇用政策」への研究へとつながりました。
パート法制定、派遣法改正、職業安定法改正などとのかかわりも
菅野和夫先生の相撲観戦しながらの英文論文のエピソードに、会場がにこやかに驚かせられました。
親友の突然の死が大きな衝撃となりました
キャリア権、キャリア法学、そして大学を離れた世界へ
これからの日本では、45歳過ぎの人が頑張らないと!
1時間半の授業があっという間でした。
諏訪ゼミのOBの方からの花束贈呈 とても感動的でした
諏訪先生考案の「社会人大学院双六」!社会人大学院のとは? 魅力、もたらされるもの、などが満載!
(ぜひ市販化していただきたいクオリティです!)
この双六は、社会人大学院である「法政大学大学院政策創造研究科」における経験をもとに、社会人が大学院に進学し、勉強するプロセスを「伝統的なサイコロゲーム」の形に置き換えたものとのことです。
作成に当たっては、吉田修さん(築地双六館館長)、土肥正和さん(株式会社ソシア代表取締役)、シモジマさん(デジタル作画者)の協力を得たそうです。
諏訪康雄教授「最後の授業」おわりの言葉 より
「…こうした状況の中で日本が45歳以上の人が過半になろうとしている。一昨年の納税をした方々に関する統計が国税庁の民間給与所得者に対する調査ででていますが、その平均年齢を換算いたしますと「45.2歳」であります。
いよいよ日本の民間で働いて、そして税金を払うようになっている人のこの平均が、45歳を超えました。この後、どんどん上がっていきます。つまり45歳過ぎの人が元気でいて、頑張っていかないと、日本という……はもたない。急速にチカラを落としていく危険性をもっているわけでございます。
若者の雇用が大事なことはいうまでもありません。若者に……のチャンスを与える、教育訓練のチャンスを与えると同時に、中高年にもう一度元気出してもらう、さらに二度三度元気よく時代についていっていただく。こういう仕組みをつくることで、のこり多少とも貢献できれば、というふうに、思っている次第です。
以上、キャリア交換で、あっちへこう、こっちへ、ぜ~んぜん遠い集団的労使関係からスタートして、最後は、こういうところに行き着く。これはおそらく、蟹(かに)が自分の甲羅に似せた穴を掘るといいますが、わたくしに似た穴であったんだな~というふうに思っております。
以上、「最後の授業」でございました。ご清聴いただきありがとうございました。」
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