長野県が男女とも1位に! 平成22年都道府県別生命表の概況 【厚生労働省】
都道府県別の平均寿命1位は、
男性 長野県 80.88 年、 女性 長野県 87.18 年
厚生労働省は、昨日(2月28日)、
「平成22年都道府県別生命表の概況」を公表しました。
「都道府県別生命表」は、人口動態統計調査及び国勢調査のデータを用いて、5年ごとに作成されており、昭和40 年(1965 年)より通算して今回が10 回目となります。
「平成22年都道府県別生命表」では、人口動態統計(確定数)による日本における日本人の死亡数(平成22 年)及び出生数(平成21 年~22 年)、平成22 年国勢調査による日本人人口(確定数)を基礎資料としており、平成22 年の都道府県別の日本人の死亡状況を表しています。
ただし、「平成22 年都道府県別生命表」の算出にあたっては、平成23 年に発生した東日本大震災による影響を避けるために、基礎資料とする死亡数は、前回(平成17 年)までの国勢調査年とその前後1年ずつを加えた3年分ではなく、平成22 年1年分としています。
「平成22年都道府県別生命表の概況」によると、平均寿命(0歳の平均余命)は、全国の男性で79.59 年、女性で86.35 年となっています。
これを都道府県別にみると、男性では、長野が80.88 年で最も高く、次いで滋賀(80.58年)、福井(80.47 年)の順となっています。
女性では、長野が87.18 年で最も高く、次いで島根(87.07 年)、沖縄(87.02 年)の順となっています。
なお、平均寿命の最も高い都道府県と最も低い都道府県との差は、男3.60 年、女1.84 年となっています(それほど大きな差はないともいえましょう)。
都道府県別にみた平均寿命の推移
昭和40 年(1965 年)から平成22 年(2010 年)までの平均寿命の推移を都道府県別にみると、常に上位10 位以内に入っているのは、
男性では、長野、神奈川の2県、
女性では、沖縄(昭和50 年以降)、岡山の2県
――となっています。
平成17 年と平成22 年を比較すると、鳥取の女を除き、平均寿命は延びており、大きな延びを示した都道府県は、
男性では、山形(1.43 年)、徳島(1.34 年)、鹿児島(1.24 年)
――の順となっており、
女性では、愛媛(0.90 年)、大分(0.86 年)、愛知(0.82 年)
――の順となっています。
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