文部科学省・経済産業省と「未内定就活生への集中支援2013」を実施[【厚生労働省】
昨日お伝えしたとおり、厚生労働省及び文部科学省は、1月18日、平成24年度新規学校卒業予定者の就職内定状況を発表いたしました。
発表によると、今年度の就職内定状況については、リーマンショック以前の水準まで回復しておらず新規学校卒業予定者の就職環境は依然として厳しいものとなっているため、厚生労働省では、文部科学省及び経済産業省との連携により、未内定者を対象とした「未内定就活生への集中支援2013」に取り組むとしています。
その具体的な取組内容は次のとおりです。
「未内定就活生への集中支援2013」による就職支援の強化(これからの取組)
本年1月18日から3月末までを集中支援期間とし、文部科学省、厚生労働省及び経済産業省の連携により、以下のとおり「未内定就活生への集中支援2013」を実施します。
未内定の学生・生徒に「就職をあきらめさせない」ため、新卒応援ハローワークのジョブサポーターと大学の就職相談員との連携を一層密にするなど、学校等とハローワークとの協力により未内定者の情報を共有し、ジョブサポーターが電話連絡等で新卒応援ハローワーク等の利用を未内定の学生・生徒に対して呼びかけるなど、一貫した就職支援を行います。【文部科学省・厚生労働省】
未内定の学生・生徒のために、中堅・中小企業を中心とした就職面接会(1月18日から3月末までの間に、大学生向け142回、高校生向け90回)を開催します。また、若年者のためのワンストップサービスセンター(通称:ジョブカフェ)において、未内定者等向けにカウンセリングを実施するとともに、就職面接会等を開催します。【経済産業省・厚生労働省】
豊富な企業情報を有する中小企業団体等を核に地域の中小企業が「塊」となって大学等と連携し、大学等と顔の見える関係作りから中小企業と未内定の大学生等とのマッチング、人材育成・定着までを一体的に実施します。【経済産業省・文部科学省・厚生労働省】
ハローワークと学校等とが連携し、未内定の学生・生徒をもつ保護者への啓発文書の送付により、就職の現状に対する理解を求めるとともに、学生・生徒に対して新卒応援ハローワークや最寄りのハローワークでの就職支援を受けることを勧めていただきます。【文部科学省・厚生労働省】
就職活動の長期化や内定が得られないことにより心理的負担が大きく、ケアが必要な未内定の学生・生徒については、新卒応援ハローワーク等に配置した臨床心理士へ誘導し、心理的ケアに努めます。【厚生労働省】
主要な民間就職情報サイトに対し、ジョブサポーターによる支援や新卒応援ハローワーク等の周知のためのバナー掲載について協力を要請し、協力を得て、未内定の学生への周知を徹底します。【厚生労働省】
政府広報として、新聞・雑誌への広告掲載及びホームページ検索サイトにおける連動公告の掲載、ラジオ番組内のインフォメーション等の実施のほか、政府広報オンラインに特設ページを開設する等、ジョブサポーターによる支援や新卒応援ハローワークについて未内定の学生やその保護者への周知の徹底を図ります。【厚生労働省】
<参考>「卒業前最後の集中支援2012」の実績(昨年度の取組)
昨年度の卒業前最後の集中支援(期間:平成24年1月17日から3月末まで)では、以下の
とおりの取組状況となりました。
新卒応援ハローワークをのべ116,847人が利用(平成24年1月から3月末まで(現役学生(学歴計)))
ジョブサポーターの支援により、38,971人が就職が決定(平成24年1月から3月末まで(現役学生(学歴計)))
卒業後もジョブサポーター等が継続して支援することにより、24,663人の未内定者(平成24年3月卒)の就職が決定(平成24年4月から6月まで(学歴計))
| 固定リンク
「労働行政ニュース」カテゴリの記事
- 厚労省・第1回「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」を開催 IT化等による新しい事業モデル・サービスに対応した制度の在り方などを検討【令和3年1月6日】(2021.01.07)
- 『労働基準広報』2020年12月1日号の特集は「政府のテレワーク関係『令和3年度予算概算要求』」(2020.11.25)
- 令和元年12月13日「第136回 労働政策審議会 職業安定分科会雇用保険部会」開催される(厚生労働省) 自己都合離職者の給付制限期間の短縮、マルチジョブホルダーへの適用など多岐にわたる改正項目が示される (2019.12.13)
- 令和元年10月29日(火)「第133回労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会(ペーパーレス)」開催される(厚生労働省) (2019.11.11)
- 令和元年10月28日(月)「第21回 労働政策審議会雇用環境・均等分科会(ペーパーレス)」開催される(厚生労働省)(2019.11.05)
「お知らせ」カテゴリの記事
- 厚労省・第1回「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」を開催 IT化等による新しい事業モデル・サービスに対応した制度の在り方などを検討【令和3年1月6日】(2021.01.07)
- 令和三年 年頭所感 【田村憲久厚生労働大臣】(2021.01.05)
- 『労働基準広報』2020年12月1日号の特集は「政府のテレワーク関係『令和3年度予算概算要求』」(2020.11.25)
- 令和二年 年頭所感 渡辺由美子 子ども家庭局長(2020.01.08)
- 令和二年 年頭所感 宮嵜雅則健康局長(2020.01.08)
「若年者雇用」カテゴリの記事
- 厚労省・第1回「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」を開催 IT化等による新しい事業モデル・サービスに対応した制度の在り方などを検討【令和3年1月6日】(2021.01.07)
- 『労働基準広報』2020年12月1日号の特集は「政府のテレワーク関係『令和3年度予算概算要求』」(2020.11.25)
- 令和元年12月2日(月)認定NPO法人キャリア権推進ネットワークが「社会人の学び直し」をテーマに「第6回キャリア・コロッキアム」を開催(2019.12.03)
- 令和元年10月31日(木)「第2回 今後の人材開発政策の在り方に関する研究会」開催される(厚生労働省)(2019.11.01)
- 令和元年10月16日(水)「第15回 過労死等防止対策推進協議会」開催される(厚生労働省)(2019.10.17)
「就職状況」カテゴリの記事
- 令和元年10月28日(月)「第21回 労働政策審議会雇用環境・均等分科会(ペーパーレス)」開催される(厚生労働省)(2019.11.05)
- 一般職業紹介状況(平成28年7月分)【厚生労働省】 ○平成28年7月の有効求人倍率は1.37倍で前月と同じ水準。 ○平成28年7月の新規求人倍率は2.01倍で前月と同じ水準。(2016.08.30)
- 2016年6月 転職求人倍率 1.02倍 ~求人数は19カ月連続で過去最高値を更新 採用抑制の気配見えず~(2016.07.14)
- UIJターンの促進・支援と地方の活性化【JILPT】UIJ ターン促進に向けて就業支援のニーズ大きい(2016.06.10)
- 一般職業紹介状況(平成28年4月分)について【厚生労働省】平成28年4月の有効求人倍率は1.34倍で、前月に比べて0.04ポイント上昇(2016.05.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント