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2012年12月27日 (木)

本日、田村憲久(たむら・のりひさ)新厚生労働大臣が初登庁!

 本日(12月27日)、田村憲久(たむら・のりひさ)新厚生労働大臣が

  厚生労働省に初登庁しました。
 本日は、
 三井辨雄 前厚生労働大臣の退任挨拶
 田村憲久 新厚生労働大臣の就任挨拶
 両大臣による事務引継ぎ

――などが行われました。



前 大臣・副大臣・政務官の挨拶の様子

Blog50




新 大臣の挨拶の様子

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田村憲久 新厚生労働大臣《挨拶》

 

共同記者会見概要(H24.12.27(木)省内会見室)【広報室】より抜粋

 

 この度厚生労働大臣を拝命しました田村憲久です。よろしくお願いいたします。今まで約10、足掛け7年ですかね、国会議員をさせていただいて、国会の立場から厚生労働行政に携わってきたわけですが、10年前に一度厚生労働大臣政務官を仰せつかっていますから、それ以来この役所に帰ってまいりました。特に、この3年3,4か月、野党という立場から厚生労働行政と接したわけでして、その中では非常に厳しく追及したところもあるわけですが、今まで与党であったのが野党の立場で、この役所を拝見させていただくということは、非常に良い経験になったと思いますし、その時の経験を活かしてですね、しっかりと大臣の任務を勤めてまいりたいと思っています。

 

 総理から色々と指示をいただいたのですが、やはり経済の再生ということ、これが非常に大きいわけですが、これに合わせて補正予算等々もしっかりと提出するようにという話でした。今それを随時進めている最中ですし、それに併せて25年度予算というもの、当初予算というものも合わせ技で作っていかなければならないわけですが、やはりこの厚生労働行政、考えましても、例えば、公的保険等々、社会保険なんかは、なぜこれだけ医療保険、介護保険、財政的に厳しいか。もちろん、高齢化という問題はあるわけですが、それだけではなくて、景気が低迷する中で所得が増えないと。標準報酬月額が上がらないと、いや下がっていると。そういうような問題がやはり保険料収入を抑えているという部分がありますから。やはり景気を良くしないことには、持続可能な社会保障制度は維持できないということを痛感しています。

 あわせて、消費税を私も社会保障と税の一体改革の実務者で、野党当時、走り回っていたわけですが、少子化対応にしても、医療、介護、年金にしても、やはりこういう消費税を充てるとしたところで、それを上げられる環境整備ができないと、よく言われる方は言われておられましたが、1997年に消費税を上げたけれども、国の税収はその時がピークで下がっているというような話があるわけです。

 やはりまずは、デフレ脱却、経済を再生した上で雇用の増大、所得の増大を図っていかなければならないわけでして、これはまさに我が省にとっても絶対に必要な部分です。

特に雇用はそのままですから、景気が良くならないことには雇用は増えませんし、一方で生活保護が今史上最大規模に膨らんできていますが、これもやはり景気が良くなっていけば当然のごとくこれが下がってくるわけですから、かなりの部分は経済、景気にリンクしてくるなということは改めて感じています。この選挙も、そういうことを言いながら私戦ってきたわけですから、それには厚生労働省の立場から、最大限努力をしていきたいと思っている次第です。

あとは、総理の指示の中で、一つは、震災復興。これに対して最大限の支援をするようにということです。厚生労働省としましても、例えば医療、介護などの分野、人手不足等々も言われていますから、そういうものに対してできる限りの支援をしていかなければならないと思っています。それから雇用の方も、有効求人倍率等は全国平均と比べても高いような数字、被災三県は出てきているわけですが、しかし、雇用のミスマッチが生まれているのも事実でありまして、有期的な仕事で、有効求人倍率等々も高いのでありましょうが、しかし一方で、やはりこれから生活再建ということを考えられたときに、正規で雇われたいという御希望をお持ちの方々もたくさんおられますから、そういうものにも対応できるような体制を採っていかなければならないということも思っていまして、これは総理の御指示どおり、しっかり対応してまいりたいと思っています。

あとは、緊急時の対応等々、これも言われています。災害だけではなくて、我が省は、例の強毒性の鳥インフルエンザ等々の話もありますから、こういうものも含めてしっかりした対応を、準備を整えていかなければいけないなということを思っていまして、いずれにしましても、しっかり官邸と連携をとりながら、わが省の仕事を全うしてまいりたいと思います。




たむら のりひさ

田村 憲久 

  • 生年月日:昭和39年12月15日生
  • 出身地:三重県
  • 衆議院議員:三重4区(当選6回)
昭和63年3月千葉大学法経学部卒業
平成6年11月衆議院議員田村元 秘書
 8年10月衆議院議員当選(第41回)
 12年6月衆議院議員当選(第42回)
 14年1月厚生労働大臣政務官
 15年9月文部科学大臣政務官
  11月衆議院議員当選(第43回)
 16年10月自由民主党政務調査会厚生労働部会長
 17年9月衆議院議員当選(第44回)
  11月衆議院議院運営委員会理事
  11月自由民主党副幹事長
 18年9月総務副大臣
 19年10月衆議院厚生労働委員会理事
  10月自由民主党社会保障制度調査会会長代理
 20年9月衆議院厚生労働委員長
 21年8月衆議院議員当選(第45回)
 21年10月自由民主党政務調査会副会長
 22年9月自由民主党政務調査会厚生労働部会長
  10月衆議院厚生労働委員会理事
 24年12月衆議院議員当選(第46回)
  12月厚生労働大臣

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