本日、田村憲久(たむら・のりひさ)新厚生労働大臣が初登庁!
本日(12月27日)、田村憲久(たむら・のりひさ)新厚生労働大臣が
田村憲久 新厚生労働大臣《挨拶》
共同記者会見概要(H24.12.27(木)省内会見室)【広報室】より抜粋
この度厚生労働大臣を拝命しました田村憲久です。よろしくお願いいたします。今まで約10、足掛け7年ですかね、国会議員をさせていただいて、国会の立場から厚生労働行政に携わってきたわけですが、10年前に一度厚生労働大臣政務官を仰せつかっていますから、それ以来この役所に帰ってまいりました。特に、この3年3,4か月、野党という立場から厚生労働行政と接したわけでして、その中では非常に厳しく追及したところもあるわけですが、今まで与党であったのが野党の立場で、この役所を拝見させていただくということは、非常に良い経験になったと思いますし、その時の経験を活かしてですね、しっかりと大臣の任務を勤めてまいりたいと思っています。
総理から色々と指示をいただいたのですが、やはり経済の再生ということ、これが非常に大きいわけですが、これに合わせて補正予算等々もしっかりと提出するようにという話でした。今それを随時進めている最中ですし、それに併せて25年度予算というもの、当初予算というものも合わせ技で作っていかなければならないわけですが、やはりこの厚生労働行政、考えましても、例えば、公的保険等々、社会保険なんかは、なぜこれだけ医療保険、介護保険、財政的に厳しいか。もちろん、高齢化という問題はあるわけですが、それだけではなくて、景気が低迷する中で所得が増えないと。標準報酬月額が上がらないと、いや下がっていると。そういうような問題がやはり保険料収入を抑えているという部分がありますから。やはり景気を良くしないことには、持続可能な社会保障制度は維持できないということを痛感しています。
あわせて、消費税を私も社会保障と税の一体改革の実務者で、野党当時、走り回っていたわけですが、少子化対応にしても、医療、介護、年金にしても、やはりこういう消費税を充てるとしたところで、それを上げられる環境整備ができないと、よく言われる方は言われておられましたが、1997年に消費税を上げたけれども、国の税収はその時がピークで下がっているというような話があるわけです。
やはりまずは、デフレ脱却、経済を再生した上で雇用の増大、所得の増大を図っていかなければならないわけでして、これはまさに我が省にとっても絶対に必要な部分です。
特に雇用はそのままですから、景気が良くならないことには雇用は増えませんし、一方で生活保護が今史上最大規模に膨らんできていますが、これもやはり景気が良くなっていけば当然のごとくこれが下がってくるわけですから、かなりの部分は経済、景気にリンクしてくるなということは改めて感じています。この選挙も、そういうことを言いながら私戦ってきたわけですから、それには厚生労働省の立場から、最大限努力をしていきたいと思っている次第です。
あとは、総理の指示の中で、一つは、震災復興。これに対して最大限の支援をするようにということです。厚生労働省としましても、例えば医療、介護などの分野、人手不足等々も言われていますから、そういうものに対してできる限りの支援をしていかなければならないと思っています。それから雇用の方も、有効求人倍率等は全国平均と比べても高いような数字、被災三県は出てきているわけですが、しかし、雇用のミスマッチが生まれているのも事実でありまして、有期的な仕事で、有効求人倍率等々も高いのでありましょうが、しかし一方で、やはりこれから生活再建ということを考えられたときに、正規で雇われたいという御希望をお持ちの方々もたくさんおられますから、そういうものにも対応できるような体制を採っていかなければならないということも思っていまして、これは総理の御指示どおり、しっかり対応してまいりたいと思っています。
あとは、緊急時の対応等々、これも言われています。災害だけではなくて、我が省は、例の強毒性の鳥インフルエンザ等々の話もありますから、こういうものも含めてしっかりした対応を、準備を整えていかなければいけないなということを思っていまして、いずれにしましても、しっかり官邸と連携をとりながら、わが省の仕事を全うしてまいりたいと思います。
たむら のりひさ
田村 憲久 氏
- 生年月日:昭和39年12月15日生
- 出身地:三重県
- 衆議院議員:三重4区(当選6回)
昭和 | 63年 | 3月 | 千葉大学法経学部卒業 |
---|---|---|---|
平成 | 6年 | 11月 | 衆議院議員田村元 秘書 |
8年 | 10月 | 衆議院議員当選(第41回) | |
12年 | 6月 | 衆議院議員当選(第42回) | |
14年 | 1月 | 厚生労働大臣政務官 | |
15年 | 9月 | 文部科学大臣政務官 | |
11月 | 衆議院議員当選(第43回) | ||
16年 | 10月 | 自由民主党政務調査会厚生労働部会長 | |
17年 | 9月 | 衆議院議員当選(第44回) | |
11月 | 衆議院議院運営委員会理事 | ||
11月 | 自由民主党副幹事長 | ||
18年 | 9月 | 総務副大臣 | |
19年 | 10月 | 衆議院厚生労働委員会理事 | |
10月 | 自由民主党社会保障制度調査会会長代理 | ||
20年 | 9月 | 衆議院厚生労働委員長 | |
21年 | 8月 | 衆議院議員当選(第45回) | |
21年 | 10月 | 自由民主党政務調査会副会長 | |
22年 | 9月 | 自由民主党政務調査会厚生労働部会長 | |
10月 | 衆議院厚生労働委員会理事 | ||
24年 | 12月 | 衆議院議員当選(第46回) | |
12月 | 厚生労働大臣 |
| 固定リンク
「労働行政ニュース」カテゴリの記事
- 厚労省・第1回「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」を開催 IT化等による新しい事業モデル・サービスに対応した制度の在り方などを検討【令和3年1月6日】(2021.01.07)
- 『労働基準広報』2020年12月1日号の特集は「政府のテレワーク関係『令和3年度予算概算要求』」(2020.11.25)
- 令和元年12月13日「第136回 労働政策審議会 職業安定分科会雇用保険部会」開催される(厚生労働省) 自己都合離職者の給付制限期間の短縮、マルチジョブホルダーへの適用など多岐にわたる改正項目が示される (2019.12.13)
- 令和元年10月29日(火)「第133回労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会(ペーパーレス)」開催される(厚生労働省) (2019.11.11)
- 令和元年10月28日(月)「第21回 労働政策審議会雇用環境・均等分科会(ペーパーレス)」開催される(厚生労働省)(2019.11.05)
「ヒトコマ」カテゴリの記事
- デジタルハリウッド&ビースタイルが来春卒業予定のWebデザイナー「主婦ママクラス」受講生に「働き方を考える 主婦ママ卒展説明会」を共同開催【2017年12月8日】(2017.12.21)
- 「平成29年度高年齢者雇用開発コンテスト」表彰式(平成29年10月4日)(2017.10.04)
- 第2回「仕事のルビー働くサファイヤ」~働く私を動かした言葉や出来事~ 入選作品発表【NPO法人キャリア権推進ネットワーク 20170609】(2017.06.12)
- 厚生労働省が「第2回同一労働同一賃金部会」と「第134回労働条件分科会」を同日開催 「働き方改革実行計画」が共通テーマ(2017.05.15)
- 4月12日「第182回労働政策審議会雇用均等分科会」 議題は最長2年までの育児休業延長の要件など(2017.04.12)
「お知らせ」カテゴリの記事
- 厚労省・第1回「労働市場における雇用仲介の在り方に関する研究会」を開催 IT化等による新しい事業モデル・サービスに対応した制度の在り方などを検討【令和3年1月6日】(2021.01.07)
- 令和三年 年頭所感 【田村憲久厚生労働大臣】(2021.01.05)
- 『労働基準広報』2020年12月1日号の特集は「政府のテレワーク関係『令和3年度予算概算要求』」(2020.11.25)
- 令和二年 年頭所感 渡辺由美子 子ども家庭局長(2020.01.08)
- 令和二年 年頭所感 宮嵜雅則健康局長(2020.01.08)
「速報」カテゴリの記事
- 令和元年12月13日「第136回 労働政策審議会 職業安定分科会雇用保険部会」開催される(厚生労働省) 自己都合離職者の給付制限期間の短縮、マルチジョブホルダーへの適用など多岐にわたる改正項目が示される (2019.12.13)
- 令和元年10月4日(金)「第90回 労働政策審議会障害者雇用分科会」開催される(厚生労働省) (2019.10.04)
- 4月12日「第182回労働政策審議会雇用均等分科会」 議題は最長2年までの育児休業延長の要件など(2017.04.12)
- 【オススメ新刊書籍】『週4正社員のススメ』(安中繁 著・経営書院)4月下旬発行予定! (2017.04.12)
- 姉妹誌「先見労務管理」に連載中のさくらざわ博文氏が今夜のBSフジ・プライムニュースに出演!(2016.10.26)
「大臣・副大臣・政務官」カテゴリの記事
- 令和二年 年頭所感 加藤勝信厚生労働大臣 (2020.01.01)
- 【2019年 年頭所感】 厚生労働大臣 根本匠(2019.01.07)
- 最優秀賞はディスコ、SCSK、河合電器製作所 第1回「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」表彰式開催(厚生労働省・2017年3月10日)(2017.03.13)
- 「同一労働同一賃金の実現に向けた検討会」が最終回を迎える(2017.03.09)
- 本日(2月24日) 塩崎恭久厚生労働大臣に日本禁煙学会などから「受動喫煙防止対策に関する要望書」が手渡される(2017.02.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント