労働災害は前年同期比 7.4%増加と大幅に改善(埼玉労働局)
埼玉労働局(安藤よし子 局長)は、平成24年9月末までに把握された埼玉県内の労働災害の発生状況を取りまとめた。
この結果、平成24年1月から9月に発生した労働災害は、昨年同期比7.4%の増と、先月に比べ3.6ポイント減少した。
また、平成24年10月11日現在で把握している労働災害による死亡者数は、前年同期と比較し5人の増加となっている。
○ 平成24年1月から9月末までに把握された労働災害(休業4日以上+死亡)(参考1参照)、平成24年9月31日現在把握の死亡災害(参考2参照)
① 労働災害(休業4日以上+死亡)の発生件数は、全産業で3,547人と前年同期(3,302人)に比べ245人、7.4%増加している。
・ 前年同期に比べた増加率は、8月末の増加率(11.0%)に比べ3.6ポイント減少し、本年度に入り、最も低くなった。
・ 工業的業種では、製造業920人(前年同期比58人、6.7%増)、陸上貨物運送事業636人(同21人、3.4%増)、建設業466人(同13人、2.9%増)で、3業種とも前月に比べ増加率は低下した。
・ 非工業的業種では、小売業366人(同4人、1.1%増)、社会福祉施設137人(同33人、31.7%増)と、いずれも前月に比べ増加率は低下したものの、社会福祉施設の増加率は依然として高くなっている。
② 労働災害による死亡者数は、38人と前年同期(33人)に比べ5人、15.2%増加している。
・ 業種的に見ると、製造業13人(前年同期比7人、116.7%増)、建設業12人(同6人、100.0%増)、陸上貨物運送業6人(同-1人、14.3%減)となっており、これら工業的業種で全体の80%を超えて発生している。
・ 事故の型別で見ると、高所からの墜落が13人と最も多く、交通事故、はさまれ・巻き込まれがそれぞれ6人、崩壊・倒壊が5人と続いている。
・ 最も多い製造業では、機械等にはさまれ・巻き込まれ、積荷等の崩壊・倒壊がそれぞれ 3人、高所からの墜落・転落、動いている機械等に激突され、交通事故が2人と様々なケースで発生している。
・ 建設業では、12人中8人が高所からの墜落で2/3を占めている。
参考1
参考2
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