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2012年10月23日 (火)

11月は「労働時間適正化キャンペーン」期間です

厚生労働では、長時間労働や、これに伴う問題の解消を図るため、11月を「労働時間適正化キャンペーン」期間としてます。

キャンペーン期間中は、使用者団体・労働組合への協力要請、リーフレットの配布による周知啓発などの取組が集中的に実施されます(長時間労働の抑制など労働時間の適正化に向け、労使の主体的な取組を促すとともに、重点的な監督指導などが実施されます)。

〔重点的に取組を行う事項〕
① 時間外労働協定の適正化などによる時間外・休日労働の削減
② 長時間労働者への医師による面接指導など、健康管理に関する措置の徹底
③ 労働時間の適正な把握の徹底

キャンペーン期間の11月を機会に、労働時間、働き方の見直しをされてはいかがでしょうか。

 業務の平準化、一部の人に過重とならないような労務管理を徹底することは、安全配慮義務を履行することにもつながります。

 労働時間の適正化を考える上では、「あの人にはお願いしやすいから」「あの人の仕事を増やすと、嫌な顔をされるから」などということから、仕事を頼みやすい人ばかりに仕事が集中しないように配慮することが大切であると思います。

 文句一ついわずに「はい」と応える人も、業務の負担のアンバランスには、どこかで「不平等さ」「理不尽さ」を感じているのではないでしょうか(ご自分がその方の立場になったことを想像してみるとよくわかるかと思います)。それが、日常的に繰り返されれば、ストレスは強まっていくことになるでしょう。

 「日本人は我慢強い」、「我慢=美徳」のように言われますが、誰もが屈強な身体と不屈の精神をそなえているわけではありません(そのような人は、厳しい修行を積んだ達人だけでしょう)。

 一般の労働者が、ひとたび、過重業務により身体的・精神的にダメージを負ってしまえば、「急に倒れてしまう」、「心が折れてしまう」など、取り返しのつかない事態につながることにもなりましょう。

厚生労働省の「労働時間適正化キャンペーン特設ページ」はこちら

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