9月10日付で金子順一氏(前 労働基準局長)が、厚生労働事務次官に就任
9月10日付で金子順一氏(前 厚生労働省労働基準局長)が、厚生労働事務次官に就任しました。
向かって左が、前 厚生労働事務次官の阿曽沼慎司氏、右が厚生労働事務次官に就任した金子順一氏。
9月10日に行われた会見では
前 厚生労働事務次官の阿曽沼慎司氏は、在任中を振り返って、
「次官の在任中は、2年少々になるのですが、やはり1つは、去年の3月11日の東日本大震災に対する対応といいますか、必ずしも十分であったかどうかということよく考えるところなのですけど、政務三役中心に職員一同一丸となって、なんとか対応したというのが1つです。もう1つは、社会保障一体改革が民主党のなかで、なんとか合意ができて、かつ、当初は一国会で法案が通るのだろうか、という懸念もありましたが、三党合意もできて、一国会で、あれだけの大法案が成立したというのは。大変印象深い出来事でありました。」――と述べました。
そして、
「私の後任の金子さんは、雇用政策あるいは労働分野にも明るい方でありますし、また、社会保障についても、十分な見識を持っている方なので、色々な課題が山積しておりますけれども、力を発揮していただけると思っております。ぜひ、よろしくお願い申し上げたいと思います。」
――と金子順一氏を紹介しました。
新厚生労働事務次官の金子順一氏は、
「労働基準局長で4年仕事をしてまいりました。阿曽沼前次官の後をうけて、ということでございます。厚生労働行政は、たいへん行政分野が広いわけでありまして、特に社会保障制度改革、これは『待ったなし』のものでございます。大きな道筋もできたわけでございますので、その実施に向けて、しっかり努力をしていきたいと思っております。
雇用関係につきましては、これまでも色々やってまいりましたけれども、足元の話としては、電機産業などで、かなり大幅な雇用調整が行われるような状況でございまして、そういった動きというのは、地域の雇用にたいへん影響が大きいわけですので、そのへんをよく注視しながら、必要があれば、機動的に対策がうてるようにしていきたい、と思っております。よろしくお願いいたします。」
――と就任にあたっての抱負を語りました。
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