総人口に占める65歳以上の割合が過去最高の23.3%に
政府は今日(15日)の閣議で「平成24年版高齢社会白書」を閣議決定した。
白書によると、平成23年10 月1 日現在の65歳以上の高齢者人口は過去最高の2,975万人(前年2,925万人)。総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)も23.3%(前年23.0%)と過去最高となった。
白書の概要は以下の通り。
○高齢化率が23.3%に上昇
・我が国の総人口は平成23(2011)年10 月1 日現在、1 億2,780万人。
・65歳以上の高齢者人口は過去最高の2,975万人(前年2,925万人)。
・65 歳以上を男女別にみると、男性は1,268 万人、女性は1,707 万人で、性比(女性人口100 人に対する男性人口)は74.3。
・総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は23.3%(前年23.0%)。
・「65~74歳人口」(前期高齢者)は1,504万人、総人口に占める割合は11.8%。
・「75歳以上人口」(後期高齢者)は1,471万人、総人口に占める割合は11.5%。
○平成72(2060)年には、2.5人に1人が65 歳以上、4 人に1人が75歳以上
・今後、総人口が減少するなかで、高齢化率は上昇。
・高齢者人口は、いわゆる「団塊の世代」(昭和22(1947)~24(1949)年に生まれた人)が65 歳以上となる平成27(2015)年には3,395 万人となり、その後も増加。平成54(2042)年以降は高齢者人口が減少に転じるが高齢化率は上昇。
・平成72(2060)年には高齢化率は39.9%に達し、2.5人に1人が65歳以上。
・平成72(2060)年には75歳以上人口が総人口の26.9%となり4人に1人が75歳以上。
○現役世代1.2人で1 人の高齢者を支える社会の到来
・平成22(2010)年には、高齢者1 人に対して現役世代(20~64 歳)2.6 人。
・平成72(2060)年には、高齢者1 人に対して現役世代(20~64 歳)1.2 人。
○過去最高となった社会保障給付費
・社会保障給付費全体について、平成21(2009)年度は99 兆8,507 億円となり過去最高の水準。
・国民所得に占める割合は、昭和45(1970)年度の5.8%から29.4%に上昇。
・社会保障給付費のうち、高齢者関係給付費について、平成21(2009)年度は68 兆6,422 億円、社会保障給付費に占める割合は68.7%。
○我が国は世界のどの国も経験したことのない高齢社会を迎えている
・諸外国と比較すると、我が国は、世界のどの国もこれまで経験したことのない高齢社会を迎えている。
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