介護労働環境向上奨励金のご紹介
超高齢化時代を迎え、介護の担い手となる労働者も増加しています。しかし、腰痛などの労働災害が後を絶たず、低賃金の問題も依然として抱えています。
そこで、厚生労働省では、介護労働者の身体的負担の軽減、賃金など処遇の向上、労働時間などの労働条件、職場環境の改善などの雇用管理の改善を総合的に進め、介護労働者の労働環境の向上を図った事業主のための助成金を用意しています。
この助成金は、これまで、「介護労働者設備等導入奨励金」という名称でしたが、その名称が変更され、内容も拡充されました。
事業主が行った雇用管理改善の内容に応じて、以下の2種類の助成が設けられています。
【介護福祉機器等助成】
介護サービスの提供事業主が、介護労働者の身体的負担を軽減するために、新たに介護福祉機器を導入し、適切な運用を行うことにより、労働環境の改善がみられた場合に、
介護福祉機器の導入費用の1/2(上限300万円)
が支給されます。この助成を受けるには、あらかじめ「導入・運用計画」を作成し、都道府県労働局の認定を受けることが必要です。
【雇用管理制度等助成 】
介護サービスの提供事業主が、介護労働者の福祉の増進を図るために、雇用管理改善につながる制度等を導入し、適切に実施することにより、一定の効果が得られた場合に、
制度等の導入に要した費用の1/2(上限100万円)
が支給されます。この助成を受けるには、あらかじめ「雇用管理制度整備等計画」を作成し、都道府県労働局の認定を受けることが必要です。
この助成に興味をもたれた方は、こちらから詳細をみることができます。
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