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2012年3月22日 (木)

労働基準法違反容疑で「のぞき部屋」を摘発 ①

1ヵ月ほど前(2月22日)に

「女子高生のぞき部屋を一斉摘発」、
「労働基準法違反 「女子高生見学クラブ」 を摘発 警視庁」
「現役女子高生か学生証を確認し採用」

――などのニュースが報道された。
 
 マジックミラー越しの客に対して、女性が下着などを見せるという「のぞき部屋」において、18歳未満の女子高校生を雇入れていたとして、のぞき部屋の店長や元従業員などを警視庁少年育成課などが逮捕したというもの。
 
 
 容疑は、労働基準法(危険有害業務への就業制限)違反、2月21日に都内4店舗を同法違反容疑で家宅捜索がなされたとのこと。

  「労働基準法違反!?どうゆうこと?」と疑問に思う方も多いのではないだろうか。
  そこで、ここでは、関係するであろう法令などを数回にわたりみていく。

労働基準法の(危険有害業務への就業制限)の根拠条文は、同法の第62条にある。

労働基準法
(危険有害業務の就業制限)

第62条 使用者は、満18歳に満たない者に、運転中の機械若しくは動力伝導装置の危険な部分の掃除、注油、検査若しくは修繕をさせ、運転中の機械若しくは動力伝導装置にベルト若しくはロープの取付け若しくは取りはずしをさせ、動力によるクレーンの運転をさせ、その他厚生労働省令で定める危険な業務に就かせ、又は厚生労働省令で定める重量物を取り扱う業務に就かせてはならない。

2 使用者は、満18歳に満たない者を、毒劇薬、毒劇物その他有害な原料若しくは材料又は爆発性、発火性若しくは引火性の原料若しくは材料を取り扱う業務、著しくじんあい若しくは粉末を飛散し、若しくは有害ガス若しくは有害放射線を発散する場所又は高温若しくは高圧の場所における業務その他安全、衛生又は福祉に有害な場所における業務に就かせてはならない。

3 前項に規定する業務の範囲は、厚生労働省令で定める。


 この「厚生労働省令」としては、「年少者労働基準規則」があり、数々の業務が例示されている。


年少者労働基準規則

(年少者の就業制限の業務の範囲)
第8条  法第62条第1項の厚生労働省令で定める危険な業務及び同条第2項の規定により満18歳に満たない者を就かせてはならない業務は、次の各号に掲げるものとする。ただし、第41号に掲げる業務は、保健師助産師看護師法 (昭和23年法律第203号)により免許を受けた者及び同法による保健師、助産師、看護師又は准看護師の養成中の者については、この限りでない。

1  ボイラー(労働安全衛生法施行令 (昭和47年政令第318号)第1条第3号 に規定するボイラー(同条第4号 に規定する小型ボイラーを除く。)をいう。次号において同じ。)の取扱いの業務
2  ボイラーの溶接の業務
3  クレーン、デリック又は揚貨装置の運転の業務
4  緩燃性でないフィルムの上映操作の業務



44  酒席に侍する業務
45  特殊の遊興的接客業における業務
46  前各号に掲げるもののほか、厚生労働大臣が別に定める業務

45項にある「特殊の遊興的接客業における業務」が関係していそうである。
 
 
 次回の「労働基準法違反容疑で「のぞき部屋」を摘発②」では、
 この「特殊の遊興的接客業における業務」とは、具体的にどのようなものかをみていく。


 illustration by Y.Yuki


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